歌を唄う猫の夢
定期更新ネットゲーム『Sicx Lives』の、 日記・雑記・メモ等が保管されていくのかもしれません。 昔は『False Island』のことを書いてました。
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「ちょっと本気で行くよ…」
苛立つ魔法使いが、空へ、手のひらを突き上げた。
朗々たる魔導言語の詠唱に誘われて、天に編み上げられたるは巨大な光の魔法陣。
帯電した大気が弾け、難解な古代文字に彩られた円陣が力場を生じて異世界からの召喚を可能とする。
苛立つ魔法使いが、空へ、手のひらを突き上げた。
朗々たる魔導言語の詠唱に誘われて、天に編み上げられたるは巨大な光の魔法陣。
帯電した大気が弾け、難解な古代文字に彩られた円陣が力場を生じて異世界からの召喚を可能とする。
最初は目も眩む煌き。次いで、湧きあがる白煙に揺れる影。
「なななな何で私なんですかぁぁっ!! もっと他にも優秀な子いますからぁっ!!
可愛らしい言葉遣いに野太い音を乗せて、出現するは深緑色の髪に茶色の瞳を持つ男。
「……おや?」
時間が凍った。
Yシャツに黒いボクサーパンツという異様な容姿を持つ筋肉男が首を傾げる。と、同時に魔法使い――サニーが絶叫ともとれる声をあげた。
「…な、なっ…なああぁぁあああぁぁぁッ!?!?
ちょ、ちょっとアンタいやお師匠様ぁぁッ何やってるんですかこれなんですかなんなんですかサッパリわかんないですけどお師匠様ァァッ!!?」
「…む、私としたことが。姿を変え忘れるとは、とんだニアミスをしたものだ。しかし…この程度で思考を止めるとは情けない。
最近の動きといい…私の弟子はもっと優秀だったはずだが、まぁ…とりあえずこの場をどうにかすることを考えたまえ、弟子よ」
敵対者そっちのけで展開されゆく漫才に、カリアもジェイも唖然としている。
ただひとり、メルトだけは男の姿に瞳をキラキラと輝かせていた。どうやらものすごく気に入ったらしい。
「は、はぁ……つまりリトルウィザードがお師匠様で、僕はお師匠様と一緒に衣食住を共にしていた、と。
……。お師匠様、後で訴えるかもしれません。いろんな方面から」
「…ん? 何か問題があったのかね」
どうやら、筋肉男とサニーは旧知の仲であるらしい。
召喚魔術は異生物と契約雇用を結ぶ魔術であるから、お互いが顔見知りであることは珍しくない。
だが、召喚主の師匠が呼びつけられるという構図は珍しいで済ませてよいものだろうか。。
「……。ハッ。待て待て待て!? お前はいったいなんだんだ!」
呆けた思考を振りほどいて、ようやく正気に戻ったジェイが詰問する。
「私のことかね? 私の名前はサバス。見てのとおり、ただの天才だ」
「変態の間違いじゃ」
思わず突っ込みを入れてしまったカリアを、サバスと名乗る男は軽く無視する。
「すまないが、君達に関わっている暇はない。どうしても戦うというなら、蹴散らすまでだが」
物言いはあくまで不遜。泰然とした上から目線。
ぷちっ、と不吉な音が聞こえた気がして、メルトはこっそり「あちゃー」と呟いた。
ジェイがとても素敵な表情を浮かべている。激怒する寸前で、無理矢理作り変えたような苦しい笑顔。
「ハハハハハハ。ぶっ飛ばーす」
魔力を帯びた指で、ざらっと空間を撫でる。
スクラッチを掻くが如く出現した魔法陣。天使語が組み込まれた召喚力場が、冴えた群青色の風を生む。
風は凝縮し、出現したのは六枚の翼を持つ熾天の君。
大天使ラファエル。神の薬、魂を見護る者、生命の木の守護者。
「な。…ななな何でラファエル様がここにくるですかーっ!!???!?」
サニーと同様の、切羽詰った叫び声をあげたのはメルトだった。
天界において、ラファエルは守護天使の監督官であり、癒しと愛を司るとされている。
つまり、愛天使のメルトにとっては先輩にあたる存在。それも、より上司に近い立場の。
「すみませんすみませんすみませんちゃんとやってるですメルトはちゃんとお仕事してるですよーっ!?」
パニックを起こしてバタバタ暴れるメルトに、ラファエルはちらりとも視線を送らない。
焦点結ばぬ虚ろな視線のまま、無言で、白く透き通る人差し指をサバスへ向けた。
「ぬどゥるァ!」
不意を突いた黄金の衝撃を、気合避けするサバス。ギラリと鋭い眼光を返して叫ぶ。
「えぇい邪魔だあぁぁッ!!」
Yシャツを脱ぎ捨てた。胸筋が、濡れて粘つく汗できらきら輝いている。
更にボクサーパンツに手をかけて脱ぎはじめたあたりで、再び脳内を真っ白に染めかけていたカリアが悲鳴をあげた。
「セクハラにゃー!」
声に恥じらいがにじんでいる。流石の妖精騎士も、目前で展開する光景に思考が追いつかなかったらしい。
咄嗟に斬りつけた剣は、サニーが透明な障壁で弾く。
戦端が何をきっかけとして開かれたのか、もはや誰も思い出せはしない。
混乱は混沌を招き、魔術と召喚、剣撃と射線が交錯する大混戦へ突入していた。
作戦など有って無きが如し。狙いも定められず、時には仲間同士で傷つけあうことすらあるほどに激しく。
「―――ッ!」
メルトがラファエルの口封じを狙ってゾンビの陰から射ち放った光矢が、誤ってサニーの魔術を削り貫いた。
防護の障壁を越えて伝わる激痛に、身をよじって上空へ飛びあがる。
「恐れ知らずめ、私の関係者に傷をつけるとは」
怒りを発するサバスが、腕の周囲で召喚陣を展開させる。
引き抜くように喚びだしたのは、紫色の髪をもつ少女リトルウィザード。かつてサニーと共にいるところを見かけた魔法使いだ。
「ま、ま・・・、ますたあぁぁぁますたぁぁぁぁぁぁぁっ!!!
私がんばるますよぉっ!! がんばりゃりま、ま・・・ますたあぁぁぁっ!!!!」
「うるせぇーっ!!!!」
ジェイが対抗して不気味な蝿姿の魔族を召喚する。右側に天使、左側に悪魔。戦場の混沌化はますます進行していく。
意味もわからず泣き喚くリトルウィザードが、何をどう唱えたのか強力な魔力で隕石を導いた。
燃え盛りながら堕ちてくる巨大な岩塊。しかし脅威に怯むことなく、カリアは鋭い剣筋で一刀両断してみせる。
その勢いを駆り、振り飾す刀身が妖精の鱗粉をまとって昏い紫炎を噴き出す。
眩惑の影灯篭。逆巻く焔が戦場を黎明の色彩に染めあげる。
「ハァーハッハッハァーッ!!」
黄昏に炙られながら、サバスがひときわ高く哄笑した。
すでに身に纏う衣服はひとつもない。脱いだボクサーパンツを、高らかに掲げて胸を張る姿は変態そのものだ。
だが、リトルウィザードの方は完全にノックアウト気味である。荒れ狂う妖精魔術に耐え切れず、ふらふらと全裸の胸元に飛び込んで気絶した。
追撃する蝿の王ベルゼブブを殴り潰して踏み消しながら、サバスはそこで思案する。
「おや。……何故、我々は戦っているのかね?」
眉間に親指を押しつけると、かすかな頷きと共に地面を蹴り、翔んだ。
宙で回復魔術を展開していたサニーをふわりと抱きかかえ、
「弟子よ。我々は煙草男を追う必要があるようだ」
囁く声が、サニーの耳を優しくくすぐる。
「全裸でお姫様抱っことか、やめませんかお師匠様」
「なに…、ただの浪漫だ」
相対する者同士が距離をとり、無秩序を極めていた戦場がひとときの休息を手に入れた。
だが、ジェイやカリアは、浮かび上がるサバス達を無言で睨みつけるしかない。
いつ再び襲い掛かってくるかわからないだけに、目を離すことが出来ないのだ。
全裸を。――まるで拷問である。
ちなみにメルトは、とってもとっても上機嫌で見ている。まばたきも忘れて嬉しそうに凝視している。
「しかし臭うな。……臭うぞ、弟子よ」
「ぇ、わた…、ちゃんと毎日洗っ……」
真剣な眼差しで告げるサバスに、サニーが顔を真っ赤にして慌てふためいた。
全裸は首を横にふる。
「これだけ臭う煙草男を探せないとは、お前は本当に弟子なのか? 弟子でいいのか??」
「…ぇ? ぁ、ぃゃ…えぇと……」
「弟子ではいかんな、これはむしろ……おっちょこちょいの新妻だ」
「……は?」
目を丸くするサニー。全裸の筋肉がぐっと盛り上がる。
「では行くぞ新妻。服装も後でアレにチェンジだな」
「……は? …へ? …ぇ?」
全裸の変態はローブ姿の新妻を抱きかかえたまま、滑るように蒼天を舞う。
目指すは丘にそびえる巨大な機械樹。一行が歩いてきた道のりを、真逆になぞるコースで去っていく。
草原に、涼やかな風が戻ってきた。
天蓋つきのベッドにかかるホワイトレースが、柔らかくたなびいて揺れる。
ラファエルもベルゼブブもすでに無く、戦地に残されるは三人。ジェイ、カリア、メルトのみ。
やがて、ジェイは呟いた。
「なぁ、あの水色の髪の魔法使い、小せぇ魔法使いに『兄さん』とか呼ばれてなかったっけ?」
「そんな気もする……にゃん」
問題はそこではない。
珍しく、メルトが常識的なセリフで大声を張り上げた。
「ハッ。お、追いかけるですよー!?」
+斜+[■第四回 文章コミュイベント■ -ザ・ベストバウト-]-斜-
「なななな何で私なんですかぁぁっ!! もっと他にも優秀な子いますからぁっ!!
可愛らしい言葉遣いに野太い音を乗せて、出現するは深緑色の髪に茶色の瞳を持つ男。
「……おや?」
時間が凍った。
Yシャツに黒いボクサーパンツという異様な容姿を持つ筋肉男が首を傾げる。と、同時に魔法使い――サニーが絶叫ともとれる声をあげた。
「…な、なっ…なああぁぁあああぁぁぁッ!?!?
ちょ、ちょっとアンタいやお師匠様ぁぁッ何やってるんですかこれなんですかなんなんですかサッパリわかんないですけどお師匠様ァァッ!!?」
「…む、私としたことが。姿を変え忘れるとは、とんだニアミスをしたものだ。しかし…この程度で思考を止めるとは情けない。
最近の動きといい…私の弟子はもっと優秀だったはずだが、まぁ…とりあえずこの場をどうにかすることを考えたまえ、弟子よ」
敵対者そっちのけで展開されゆく漫才に、カリアもジェイも唖然としている。
ただひとり、メルトだけは男の姿に瞳をキラキラと輝かせていた。どうやらものすごく気に入ったらしい。
「は、はぁ……つまりリトルウィザードがお師匠様で、僕はお師匠様と一緒に衣食住を共にしていた、と。
……。お師匠様、後で訴えるかもしれません。いろんな方面から」
「…ん? 何か問題があったのかね」
どうやら、筋肉男とサニーは旧知の仲であるらしい。
召喚魔術は異生物と契約雇用を結ぶ魔術であるから、お互いが顔見知りであることは珍しくない。
だが、召喚主の師匠が呼びつけられるという構図は珍しいで済ませてよいものだろうか。。
「……。ハッ。待て待て待て!? お前はいったいなんだんだ!」
呆けた思考を振りほどいて、ようやく正気に戻ったジェイが詰問する。
「私のことかね? 私の名前はサバス。見てのとおり、ただの天才だ」
「変態の間違いじゃ」
思わず突っ込みを入れてしまったカリアを、サバスと名乗る男は軽く無視する。
「すまないが、君達に関わっている暇はない。どうしても戦うというなら、蹴散らすまでだが」
物言いはあくまで不遜。泰然とした上から目線。
ぷちっ、と不吉な音が聞こえた気がして、メルトはこっそり「あちゃー」と呟いた。
ジェイがとても素敵な表情を浮かべている。激怒する寸前で、無理矢理作り変えたような苦しい笑顔。
「ハハハハハハ。ぶっ飛ばーす」
魔力を帯びた指で、ざらっと空間を撫でる。
スクラッチを掻くが如く出現した魔法陣。天使語が組み込まれた召喚力場が、冴えた群青色の風を生む。
風は凝縮し、出現したのは六枚の翼を持つ熾天の君。
大天使ラファエル。神の薬、魂を見護る者、生命の木の守護者。
「な。…ななな何でラファエル様がここにくるですかーっ!!???!?」
サニーと同様の、切羽詰った叫び声をあげたのはメルトだった。
天界において、ラファエルは守護天使の監督官であり、癒しと愛を司るとされている。
つまり、愛天使のメルトにとっては先輩にあたる存在。それも、より上司に近い立場の。
「すみませんすみませんすみませんちゃんとやってるですメルトはちゃんとお仕事してるですよーっ!?」
パニックを起こしてバタバタ暴れるメルトに、ラファエルはちらりとも視線を送らない。
焦点結ばぬ虚ろな視線のまま、無言で、白く透き通る人差し指をサバスへ向けた。
「ぬどゥるァ!」
不意を突いた黄金の衝撃を、気合避けするサバス。ギラリと鋭い眼光を返して叫ぶ。
「えぇい邪魔だあぁぁッ!!」
Yシャツを脱ぎ捨てた。胸筋が、濡れて粘つく汗できらきら輝いている。
更にボクサーパンツに手をかけて脱ぎはじめたあたりで、再び脳内を真っ白に染めかけていたカリアが悲鳴をあげた。
「セクハラにゃー!」
声に恥じらいがにじんでいる。流石の妖精騎士も、目前で展開する光景に思考が追いつかなかったらしい。
咄嗟に斬りつけた剣は、サニーが透明な障壁で弾く。
戦端が何をきっかけとして開かれたのか、もはや誰も思い出せはしない。
混乱は混沌を招き、魔術と召喚、剣撃と射線が交錯する大混戦へ突入していた。
作戦など有って無きが如し。狙いも定められず、時には仲間同士で傷つけあうことすらあるほどに激しく。
「―――ッ!」
メルトがラファエルの口封じを狙ってゾンビの陰から射ち放った光矢が、誤ってサニーの魔術を削り貫いた。
防護の障壁を越えて伝わる激痛に、身をよじって上空へ飛びあがる。
「恐れ知らずめ、私の関係者に傷をつけるとは」
怒りを発するサバスが、腕の周囲で召喚陣を展開させる。
引き抜くように喚びだしたのは、紫色の髪をもつ少女リトルウィザード。かつてサニーと共にいるところを見かけた魔法使いだ。
「ま、ま・・・、ますたあぁぁぁますたぁぁぁぁぁぁぁっ!!!
私がんばるますよぉっ!! がんばりゃりま、ま・・・ますたあぁぁぁっ!!!!」
「うるせぇーっ!!!!」
ジェイが対抗して不気味な蝿姿の魔族を召喚する。右側に天使、左側に悪魔。戦場の混沌化はますます進行していく。
意味もわからず泣き喚くリトルウィザードが、何をどう唱えたのか強力な魔力で隕石を導いた。
燃え盛りながら堕ちてくる巨大な岩塊。しかし脅威に怯むことなく、カリアは鋭い剣筋で一刀両断してみせる。
その勢いを駆り、振り飾す刀身が妖精の鱗粉をまとって昏い紫炎を噴き出す。
眩惑の影灯篭。逆巻く焔が戦場を黎明の色彩に染めあげる。
「ハァーハッハッハァーッ!!」
黄昏に炙られながら、サバスがひときわ高く哄笑した。
すでに身に纏う衣服はひとつもない。脱いだボクサーパンツを、高らかに掲げて胸を張る姿は変態そのものだ。
だが、リトルウィザードの方は完全にノックアウト気味である。荒れ狂う妖精魔術に耐え切れず、ふらふらと全裸の胸元に飛び込んで気絶した。
追撃する蝿の王ベルゼブブを殴り潰して踏み消しながら、サバスはそこで思案する。
「おや。……何故、我々は戦っているのかね?」
眉間に親指を押しつけると、かすかな頷きと共に地面を蹴り、翔んだ。
宙で回復魔術を展開していたサニーをふわりと抱きかかえ、
「弟子よ。我々は煙草男を追う必要があるようだ」
囁く声が、サニーの耳を優しくくすぐる。
「全裸でお姫様抱っことか、やめませんかお師匠様」
「なに…、ただの浪漫だ」
相対する者同士が距離をとり、無秩序を極めていた戦場がひとときの休息を手に入れた。
だが、ジェイやカリアは、浮かび上がるサバス達を無言で睨みつけるしかない。
いつ再び襲い掛かってくるかわからないだけに、目を離すことが出来ないのだ。
全裸を。――まるで拷問である。
ちなみにメルトは、とってもとっても上機嫌で見ている。まばたきも忘れて嬉しそうに凝視している。
「しかし臭うな。……臭うぞ、弟子よ」
「ぇ、わた…、ちゃんと毎日洗っ……」
真剣な眼差しで告げるサバスに、サニーが顔を真っ赤にして慌てふためいた。
全裸は首を横にふる。
「これだけ臭う煙草男を探せないとは、お前は本当に弟子なのか? 弟子でいいのか??」
「…ぇ? ぁ、ぃゃ…えぇと……」
「弟子ではいかんな、これはむしろ……おっちょこちょいの新妻だ」
「……は?」
目を丸くするサニー。全裸の筋肉がぐっと盛り上がる。
「では行くぞ新妻。服装も後でアレにチェンジだな」
「……は? …へ? …ぇ?」
全裸の変態はローブ姿の新妻を抱きかかえたまま、滑るように蒼天を舞う。
目指すは丘にそびえる巨大な機械樹。一行が歩いてきた道のりを、真逆になぞるコースで去っていく。
草原に、涼やかな風が戻ってきた。
天蓋つきのベッドにかかるホワイトレースが、柔らかくたなびいて揺れる。
ラファエルもベルゼブブもすでに無く、戦地に残されるは三人。ジェイ、カリア、メルトのみ。
やがて、ジェイは呟いた。
「なぁ、あの水色の髪の魔法使い、小せぇ魔法使いに『兄さん』とか呼ばれてなかったっけ?」
「そんな気もする……にゃん」
問題はそこではない。
珍しく、メルトが常識的なセリフで大声を張り上げた。
「ハッ。お、追いかけるですよー!?」
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アンジニティ:
ENo.106 梟霊アルワン
Sicx LivesのPLのひとり。
ふらふらと漂う木片。
つれづれなるまま、
書き綴ってます。
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