歌を唄う猫の夢
定期更新ネットゲーム『Sicx Lives』の、 日記・雑記・メモ等が保管されていくのかもしれません。 昔は『False Island』のことを書いてました。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
メルトの秘密を知られてしまいました。
だからメルトは、この2人を監視しなくてはなりません。
天国へ送り届けるまでが遠足ですって、えらい神様もいってました。
だからメルトは、この2人を監視しなくてはなりません。
天国へ送り届けるまでが遠足ですって、えらい神様もいってました。
「結局、連れていくのか?」
「…しゃーねぇだろ。放っておくわけにもいかねーし」
「足手まといではないか? 神術もうまく使いこなせていない。私は後ろから撃たれたぞ」
淡々と紡ぐカリアの指摘に、ジェイは疲れきった溜め息を返したです。
「後ろから堂々とストーキングされ続けるのと、隣に置いて使い物になるよう鍛えてやるのと、どっちがマシだと思う?」
カリアは一瞬、言葉を失ったようでした。
「……いいだろう。手加減は無用か?」
「無用、無用。仮にも天使だし、普通の攻撃で殺した程度じゃ死なねえさ」
「面白い」
底冷えがするほどドスの効いた返事が聞こえてきたです。
この極道妖精は超危険だから近づくなと、メルトの脳内センサーがばんばん反応してるです!?
「しかしこの島は本当にどうなってんだ?」
鬱陶しそうに、空を見上げるジェイ。
時刻はすでに夜半をまわっているです。満天に光の粒があふれ、ちかちかと激しく瞬いているです。
天の河のカウス・ボレアリスあたりが星屑流サーフィンに適したスポット。
メルトは子供時代、よく暗黒星雲のビッグウェーブにライディングして馴らしたものさ。
「さりげなく、天体物理学に喧嘩売るような発言してんじゃねえよ」
鞘が上下に動かされ、メルトの体もばいんばいんと跳ね回ります。
そう!
いま、メルトはロープでグルグル撒きにされて、ジェイが担ぐ剣の鞘から逆さに吊るされているのです。
ひどいはなしです! 天使虐待です!
「物足りないぐらいだ」
隣を翔ぶ妖精が、一瞥を向けることもなく告げたです。
この妖精は道中の戦闘で黒猫に懐かれたらしく、ケダモノの唾液で鎧がツヤツヤしているです。
ざまぁみろです。
ところでその黒猫? メルトは猫じゃらしじゃないのでジャンプしながら爪で狙いつけるのはやめなさいー。
「……冷えてきたな」
木枯らしの寒気が直撃したのか、ジェイがマントの裾をそっと引き寄せたです。
その挙動で鞘がぐらんぐらん揺れるので、メルトはえらく被害をこうむってます。
もはや、天界司法裁判所に訴えてもいいレベルだと思いました。
「島に到達した頃は、まだ秋口の気候だったはずだが。
まるで、冬のような気温になってきたな。曇っていたら、初雪でも見られたかもな?」
「時間の進みが速いのだろう。空間が安定していない次元世界では、よくある話だ」
「これだから妖精界の住人は……。
物質界じゃ、秒速約30万㎞が時空の基本概念なの。覚えとけ」
むづかしいはなしをしているです。
そんなことをいちいち考えなくても、えらい人の都合で1週間が2日か1日単位で流れてるだけなのに。
「待て。いま、なんつった?」
「どういう意味だ!? 貴様、やはり何か知っているのか!」
振り返ってすごい形相でにらまれました。
あれ。メルト、なにか怒られるようなこと言ったですか?
+斜+■第一回 文章コミュイベント■ 御題「木枯らし」 キーワード「底冷え」「夜」「サーフィン」-斜-
「…しゃーねぇだろ。放っておくわけにもいかねーし」
「足手まといではないか? 神術もうまく使いこなせていない。私は後ろから撃たれたぞ」
淡々と紡ぐカリアの指摘に、ジェイは疲れきった溜め息を返したです。
「後ろから堂々とストーキングされ続けるのと、隣に置いて使い物になるよう鍛えてやるのと、どっちがマシだと思う?」
カリアは一瞬、言葉を失ったようでした。
「……いいだろう。手加減は無用か?」
「無用、無用。仮にも天使だし、普通の攻撃で殺した程度じゃ死なねえさ」
「面白い」
底冷えがするほどドスの効いた返事が聞こえてきたです。
この極道妖精は超危険だから近づくなと、メルトの脳内センサーがばんばん反応してるです!?
「しかしこの島は本当にどうなってんだ?」
鬱陶しそうに、空を見上げるジェイ。
時刻はすでに夜半をまわっているです。満天に光の粒があふれ、ちかちかと激しく瞬いているです。
天の河のカウス・ボレアリスあたりが星屑流サーフィンに適したスポット。
メルトは子供時代、よく暗黒星雲のビッグウェーブにライディングして馴らしたものさ。
「さりげなく、天体物理学に喧嘩売るような発言してんじゃねえよ」
鞘が上下に動かされ、メルトの体もばいんばいんと跳ね回ります。
そう!
いま、メルトはロープでグルグル撒きにされて、ジェイが担ぐ剣の鞘から逆さに吊るされているのです。
ひどいはなしです! 天使虐待です!
「物足りないぐらいだ」
隣を翔ぶ妖精が、一瞥を向けることもなく告げたです。
この妖精は道中の戦闘で黒猫に懐かれたらしく、ケダモノの唾液で鎧がツヤツヤしているです。
ざまぁみろです。
ところでその黒猫? メルトは猫じゃらしじゃないのでジャンプしながら爪で狙いつけるのはやめなさいー。
「……冷えてきたな」
木枯らしの寒気が直撃したのか、ジェイがマントの裾をそっと引き寄せたです。
その挙動で鞘がぐらんぐらん揺れるので、メルトはえらく被害をこうむってます。
もはや、天界司法裁判所に訴えてもいいレベルだと思いました。
「島に到達した頃は、まだ秋口の気候だったはずだが。
まるで、冬のような気温になってきたな。曇っていたら、初雪でも見られたかもな?」
「時間の進みが速いのだろう。空間が安定していない次元世界では、よくある話だ」
「これだから妖精界の住人は……。
物質界じゃ、秒速約30万㎞が時空の基本概念なの。覚えとけ」
むづかしいはなしをしているです。
そんなことをいちいち考えなくても、えらい人の都合で1週間が2日か1日単位で流れてるだけなのに。
「待て。いま、なんつった?」
「どういう意味だ!? 貴様、やはり何か知っているのか!」
振り返ってすごい形相でにらまれました。
あれ。メルト、なにか怒られるようなこと言ったですか?
+斜+■第一回 文章コミュイベント■ 御題「木枯らし」 キーワード「底冷え」「夜」「サーフィン」-斜-
PR
この記事へのトラックバック
トラックバックURL:
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
カテゴリー
最新記事
(06/05)
(02/19)
(02/19)
(02/19)
(02/19)
プロフィール
六命PC
セルフォリーフ:
ENo.58 夢猫ぴあの
アンジニティ:
ENo.106 梟霊アルワン
Sicx LivesのPLのひとり。
ふらふらと漂う木片。
つれづれなるまま、
書き綴ってます。
セルフォリーフ:
ENo.58 夢猫ぴあの
アンジニティ:
ENo.106 梟霊アルワン
Sicx LivesのPLのひとり。
ふらふらと漂う木片。
つれづれなるまま、
書き綴ってます。
関連サイトリンク
■
Sicx Lives
六命本家 .
■ 木漏れ日に集う
取引サイト
■ 六命wiki
うぃき
■ うさ☆ブログ(・x・)
神検索
■ Linked Eye
無双検索
■ 六命ぐぐる
無敵検索
■ 未知標
MAP,技検索
■ 万屋 招き猫
情報集積地
■ エンジェライトの情報特急便
情報集積地
■ ろくめも
付加情報特化
■ 英雄の故郷
合成情報特化
■ 六命技データベース
技情報特化
■ わんわんお
敵情報特化
■ 適当置き場
敵出現テーブル他
■ 手風琴弾きの譜面帳
取得アイテムやペット
■ 六命簡易計算機
簡易計算機
■ 紳士Tools
PK,素材情報明快化
■ 紙束通信研究所
戦闘情報明快化
■ 犬マユゲでした(仮)
blog情報速達便
■ 小さな胡桃の木の下で
新着ニュース特急便
六命本家 .
■ 木漏れ日に集う
取引サイト
■ 六命wiki
うぃき
■ うさ☆ブログ(・x・)
神検索
■ Linked Eye
無双検索
■ 六命ぐぐる
無敵検索
■ 未知標
MAP,技検索
■ 万屋 招き猫
情報集積地
■ エンジェライトの情報特急便
情報集積地
■ ろくめも
付加情報特化
■ 英雄の故郷
合成情報特化
■ 六命技データベース
技情報特化
■ わんわんお
敵情報特化
■ 適当置き場
敵出現テーブル他
■ 手風琴弾きの譜面帳
取得アイテムやペット
■ 六命簡易計算機
簡易計算機
■ 紳士Tools
PK,素材情報明快化
■ 紙束通信研究所
戦闘情報明快化
■ 犬マユゲでした(仮)
blog情報速達便
■ 小さな胡桃の木の下で
新着ニュース特急便
最新コメント
[05/16 backlink service]
[11/25 ふれあ(1519)PL]
[11/23 セレナ(93)PL]
[11/22 ふれあ(1519)PL]
[11/20 カシュー(553)]