歌を唄う猫の夢
定期更新ネットゲーム『Sicx Lives』の、 日記・雑記・メモ等が保管されていくのかもしれません。 昔は『False Island』のことを書いてました。
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[ -Recollection- ]
雲ひとつ無く澄んだ青空が好き
茜色に染まった遠い夕空が好き
煌きに溢れた美しい星空が好き
二人で飛んだ限りない空が好き
-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
雲ひとつ無く澄んだ青空が好き
茜色に染まった遠い夕空が好き
煌きに溢れた美しい星空が好き
二人で飛んだ限りない空が好き
-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
[ Alwan's Eye -Detective Side- ]
俺様はアルワン。猫の耳と猫の尻尾を持ってるが本当はミミズクの神霊だ。
世の中は常に不条理で出来ている。気苦労が絶えないのは、現世の仕様に違いない。
昨日の続きを話そうと思う。
混乱していて覚えちゃいねェが、簡単にまとめると、こうだ。
●俺様起床 → 俺様涙目 → 俺様絶叫
「…それじゃ分からない」
そうか? 俺様の中じゃ全てこれで説明できるんだが。
仕方ねェ。現状を比較的理解しやすく整理して説明するとだな、
●俺様にまた魔法の鈴を仕掛けやがったリズをとっ捕まえて性根を叩き直す!
「魔法の鈴? どこに?」
どこってお前……。
首だよ! 見えねェのかよ! ほら! ここに! なんか2つも! チリンチリン!
「――それ、魔力帯びてないよ」
は? ナニ言ってんだ。尻尾と同じだろ。アイツが付けた鈴だろ。
「尻尾の鈴は魂縛強化として機能してるけど、首の鈴は普通の鈴。間違いない」
顔を洗ってさっぱりした助手のラズが、水滴をフェイスタオルでぬぐいながら言う。
こいつは魔術のエキスパートだ。
発露できる魔力が少ないせいか、力を補うために凄まじい知識を溜め込んでやがる。
魂に制御式か封印式でも仕掛けられてんじゃねェのかな。神格制限されてなきゃ読めるんだけどよ。
でも、このタイプには見合うだけの魔力持たせとかねェと、禁呪に走って真祖に堕ちかねねェぜ。
……まぁ、どうでもいいな。支配されるのはニンゲンだろうし。
ともかく。こいつがそう言うなら、信じてもいいはずだ。
そっと鈴に手を触れてみる。
さっきまでは頭に血がのぼっていて分からなかったが、確かに魔力は感じられない。
なんだ、これ?
「それで、どうするの? 鈴、取り外せばいい?」
……………。いや。
先に、リズだ。あの悪戯娘をとっ捕まえる! 助手一号、力を貸しやがれ!
-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
[ Flare's Eye -Criminal Side- ]
目が覚める。
金色の毛髪ベッドからうつぶせのまま身を起こし、寝ぼけ眼をこする。
晩夏だからか、風が涼しい。もう、夏も終わりに近づいている。
と思ったら、空を飛んでいた。
「あ、おはよー☆」
うん、おはよう。ここ、どこ?
「うんー、ちょっとねー」
リズにしては、煮え切らない返事。
約拾七尺…上空50メートルぐらいかな。世界がとても広い。地平線が見えるくらいに。
リズの頭から身を乗り出して、おーと感嘆のため息こぼしてから、いそいそと定位置へ。
で、なにしてる?
何聞いても生返事しか戻ってこないリズとの対話は諦めて、使い魔たちに話しかける。
「猫がしつこいんですぅ」
「About what the master thinks isn't understood.」
首をひねる。事態がよく飲み込めない。
耳を澄ませても、地上の声は聞こえてこない。遠すぎる。
そういえば、リズは空を飛べた。
いつもは小さくてかわいい羽根。でも今は、大きくて綺麗で雄大な翼に広がっている。
懐かしい。アルワンの翼も、昔はこんな感じだった。
ふれあちゃん、と呼ぶ声が聞こえて振り返る。
「猫ちゃんて、昔は空を飛べたんだよね?」
うん、飛べた。鳥だったから。
リズみたいな眩い純白じゃなくて、斑のある茶色い羽毛だったけど。
「私ね、生まれたときから羽根があったから、ここから見る景色は当たり前の光景なの」
うん。なんとなく、わかる。
一面に色づいた紅葉を思い出すのと同じ。離れなければ気づけない、宝物。
リズは一呼吸置いて、呟くように言った。
「――空を飛べないって、どんな気持ちなのかな」
……………。
ごめん、それはわからない。翼、持ってないから。
「そうだよね……。――ううん、気にしないで☆」
ふわりとスカートの裾を翻らせて、すーっと空をひと廻り。
何かをごまかすように、何かを吹っ切るかのように。
「あは、猫ちゃんまだ走り回ってるっ。私はここにいるのにね☆」
「マイスターが飛べること、忘れてるですぅ」
「It's because the shuttlecock is not shown recently.」
ぐいっと身を乗り出して見下ろせば、1人と1匹が地表を駆け回っている。
違う。主に駆けてるのはアルワンで、ラズはのんびり歩いてる。
ふと、ラズが立ち止まって空を見上げ、ふるふると手を振った。
リズが手を振りかえしたので、私も手を振っておいた。
-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-
[ Alwan's Eye -NEXT Encounter- ]
「欲しいのよね? この”宝玉”が。」
リズを探してたら、変な二人組につかまった。
なんか理解不能な電波をゆんゆん飛ばしている。
『いらねえよ。それより、うさ耳付けたガキを見なかったか?』
俺様はアルワン。猫の耳と猫の尻尾を持ってるが本当はミミズクの神霊だ。
世の中は常に不条理で出来ている。気苦労が絶えないのは、現世の仕様に違いない。
昨日の続きを話そうと思う。
混乱していて覚えちゃいねェが、簡単にまとめると、こうだ。
●俺様起床 → 俺様涙目 → 俺様絶叫
「…それじゃ分からない」
そうか? 俺様の中じゃ全てこれで説明できるんだが。
仕方ねェ。現状を比較的理解しやすく整理して説明するとだな、
●俺様にまた魔法の鈴を仕掛けやがったリズをとっ捕まえて性根を叩き直す!
「魔法の鈴? どこに?」
どこってお前……。
首だよ! 見えねェのかよ! ほら! ここに! なんか2つも! チリンチリン!
「――それ、魔力帯びてないよ」
は? ナニ言ってんだ。尻尾と同じだろ。アイツが付けた鈴だろ。
「尻尾の鈴は魂縛強化として機能してるけど、首の鈴は普通の鈴。間違いない」
顔を洗ってさっぱりした助手のラズが、水滴をフェイスタオルでぬぐいながら言う。
こいつは魔術のエキスパートだ。
発露できる魔力が少ないせいか、力を補うために凄まじい知識を溜め込んでやがる。
魂に制御式か封印式でも仕掛けられてんじゃねェのかな。神格制限されてなきゃ読めるんだけどよ。
でも、このタイプには見合うだけの魔力持たせとかねェと、禁呪に走って真祖に堕ちかねねェぜ。
……まぁ、どうでもいいな。支配されるのはニンゲンだろうし。
ともかく。こいつがそう言うなら、信じてもいいはずだ。
そっと鈴に手を触れてみる。
さっきまでは頭に血がのぼっていて分からなかったが、確かに魔力は感じられない。
なんだ、これ?
「それで、どうするの? 鈴、取り外せばいい?」
……………。いや。
先に、リズだ。あの悪戯娘をとっ捕まえる! 助手一号、力を貸しやがれ!
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[ Flare's Eye -Criminal Side- ]
目が覚める。
金色の毛髪ベッドからうつぶせのまま身を起こし、寝ぼけ眼をこする。
晩夏だからか、風が涼しい。もう、夏も終わりに近づいている。
と思ったら、空を飛んでいた。
「あ、おはよー☆」
うん、おはよう。ここ、どこ?
「うんー、ちょっとねー」
リズにしては、煮え切らない返事。
約拾七尺…上空50メートルぐらいかな。世界がとても広い。地平線が見えるくらいに。
リズの頭から身を乗り出して、おーと感嘆のため息こぼしてから、いそいそと定位置へ。
で、なにしてる?
何聞いても生返事しか戻ってこないリズとの対話は諦めて、使い魔たちに話しかける。
「猫がしつこいんですぅ」
「About what the master thinks isn't understood.」
首をひねる。事態がよく飲み込めない。
耳を澄ませても、地上の声は聞こえてこない。遠すぎる。
そういえば、リズは空を飛べた。
いつもは小さくてかわいい羽根。でも今は、大きくて綺麗で雄大な翼に広がっている。
懐かしい。アルワンの翼も、昔はこんな感じだった。
ふれあちゃん、と呼ぶ声が聞こえて振り返る。
「猫ちゃんて、昔は空を飛べたんだよね?」
うん、飛べた。鳥だったから。
リズみたいな眩い純白じゃなくて、斑のある茶色い羽毛だったけど。
「私ね、生まれたときから羽根があったから、ここから見る景色は当たり前の光景なの」
うん。なんとなく、わかる。
一面に色づいた紅葉を思い出すのと同じ。離れなければ気づけない、宝物。
リズは一呼吸置いて、呟くように言った。
「――空を飛べないって、どんな気持ちなのかな」
……………。
ごめん、それはわからない。翼、持ってないから。
「そうだよね……。――ううん、気にしないで☆」
ふわりとスカートの裾を翻らせて、すーっと空をひと廻り。
何かをごまかすように、何かを吹っ切るかのように。
「あは、猫ちゃんまだ走り回ってるっ。私はここにいるのにね☆」
「マイスターが飛べること、忘れてるですぅ」
「It's because the shuttlecock is not shown recently.」
ぐいっと身を乗り出して見下ろせば、1人と1匹が地表を駆け回っている。
違う。主に駆けてるのはアルワンで、ラズはのんびり歩いてる。
ふと、ラズが立ち止まって空を見上げ、ふるふると手を振った。
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つれづれなるまま、
書き綴ってます。
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