2011/03/05 (Sat) 偽島58日目＠日記

　新年です！
　あけおめです！

　せっかくの新しいスタートなので、メルトの独壇場で日記のリセットなのです。
　そもそも、ゆるーくやっていこうって思っていたのに途中から変になってたです。
　きっと、中の人…もとい、神様の性格のせいに違いないのです。
　息を吸うように文章をタイプして、何も考えずに日記を書き終わる。それが理想だったはずなのです！

　とゆーわけで、心機一転！
　メルトの心の声を書き初めとして書くことで、新年の日記にしてみたいと思うです！

『…天界には、よっぽど人材がいねーみてェだなァ』

　そんなことないです。メルト１人で天使１００人分です！

『俺様の知ってる天使ってのは、もっと峻厳で威厳に満ちているやつばかりだが』

　なにをいうです。メルトのしゅ、しゅ、しゅんげんとかいげんが見えないですか！

『タダ飯喰らいのぐーたら天使にしか見えねェ』

　ひどいです！？
　ところでメルトのモノローグに勝手に登場してるキサマは何者ですかー！

『神様だ』

　神様でしたか！ ごめんなさい！ 嘘ついてたです！ メルトは卑しい下級天使です！

『…元、だけどな』

　堕天した神様ごときが、メルトにえらそうな口きくなです！

『お、お前、変わり身早すぎだろ！？』

　公私を使い分けなきゃ、天使なんて面倒くさい仕事やってられないですよ。

『面倒くさいって。…あるェー？ ほんとに天使と会話してんのかな、俺様』

　もちろんです。メルトは現代っ子の天使ですから細かい伝統に縛られないのです。

『縛られてほしいなぁ。とりあえず、上司に代わってもらえるか？』

　いやです。

『即答！？』

　あなた、"Kotan-kor-kamuy"です？
　黒兎のぬいぐるみに縛られてると聞いていたですが。

『…へェ。ただの無能じゃねェってことか』

　"Korpokkur"は、そこにいるですか？

『聞いてどうする？』

　助けにきたです。それが、メルトに与えられた命令です。

『ハ！ 天界が？ どうして。"Angel"と"Kamuy"じゃ管轄も立場も違うだろうが！』

　管轄は知らないです。助かってから上司に聞けばいいです。
　立場はどうでもいいです。メルトがやりたいことをやってるだけです。

『チッ。"Kunne-cup-kamuy"の契約関係だろ、どうせ。あの若作りババアは元気か？』

　一度死んでほしいぐらいに元気なのです。

『おま。…あれでもそっちじゃ最高峰の神様だった気がするんだがなァ』

　その情報は、メルトにはないことになってるです。

『………。なるほど、理由ありってとこか。
　じゃあ聞け、契約の"o-kiki-ur-mi"よ。アイツは最深部に囚われている。眠り姫を探せ』

　眠り姫…。あ、サニーが追いかけてったやつです？

『サニー？ 知らねェ名だな。だが、心当たりがあるなら話が早い。あとは任せたぜ』

　待つです。まだ聞きたいことがたくさんあるですー！？
　…切れたです。一方的に神託を告げてくるとか、やることが婆神さまとかわんないです。
　ハニエル様が上司だったころが懐かしいです。あっちの方が生きやすいですー。

　ともあれ。…よいしょっと。
　そろそろ、ハッピーエンドに向けて動き出すとするですかね。
　メルトの今後の天使生設計のためのにも、です！