2008/10/25 (Sat) 探索60日目-日記

[ Alwan's Eye -Travel Side- ]

　ガリガリガリと固い床を削りながら、あるいは削られながら滑り逝くシャドウバックラー。
　と、貴重な歴史の異物をスノーボードみたいに乗り回す、あるいは振り回されている一人と一匹。

「ああああああぁぁぁ！」
「すてき」
「素敵じゃねーよ！？」

2008/10/11 (Sat) 探索58日目-日記

[ -Recollection- ]


　そして、時計の針は現在を示す。

2008/10/03 (Fri) 探索57日目-日記

[ -Recollection- ]


　まどろみに追想する。


　彼女にとって、鎧と聞いて連想するのは、遠き過去に体験した記憶。

2008/09/20 (Sat) 探索55日目-日記

-Recollection- ]

　コツ、コツ、コツ――。

　無骨な石積みの階段に打ち響く、金色の靴踵。
　軽く反った爪先、鋲や飾り紐で飾り付けられた賑やかなブーツ。
　手入れの行き届いた革質は曇り気もなく、ランタンの輝きに照らされて美しい色彩を放っていた。

2008/09/13 (Sat) 探索54日目-日記

[ -Recollection- ]

　炎が渦巻いていた。
　炭化し、崩れ落ちた陣立て。死体の姿はあれど、人の姿は見当たらない。
　旗幟は業火の勢いを後押しするだけの可燃物。
　長い歳月を丹精こめて縫い上げた絨毯も、伝統と共に灰と化し。